市民社会フォーラム第230回学習会
元自衛官だからこそ語る
自衛隊を憲法に明記してはならない理由
講師 井筒高雄さん(元陸自レンジャー隊員)
日時 2018年12月3日(月)19:00~21:00(開場18:30)
会場 元町映画館2Fイベントルーム
安倍首相は9月3日、防衛省の自衛隊高級幹部会同での訓示で、「全ての自衛隊員が強い誇りを持って任務を全うできる環境を整えるのは、今を生きる政治家の責任だ。私はその責任をしっかり果たしていく決意だ」と述べ、憲法に自衛隊の存在を明記する改正に取り組む考えを改めて示しました。
10月から12月まで開会予定の通常国会でも、安倍首相は憲法改正の自民党案を提出し、早期の発議を目指す方針を明らかにしています。はたして、自衛隊を憲法9条に明記すれば、日本の平和を保障することになるのか? 9条を現実に合わせて現状追認するだけのことなのでしょうか? そして、有事があれば命がけで日本を守る自衛官たちも、憲法に自衛隊を明記することを望んでいるのでしょうか?
元自衛官の井筒高雄さんに、改憲発議がされようとする今、自衛隊を憲法に明記することの問題点についてお話しいただきます。
井筒高雄(いづつたかお)さん
1969年、東京都生まれ。88年、陸上自衛隊第31普通科連隊に入隊。
91年にレンジャー隊員に。92年にPKO協力法が成立すると、武器を持っての海外派遣は容認できないとして翌93年に依願退職。
大阪経済法科大学卒業後、2002年から兵庫県加古川市議を2期務める。
元自衛官の立場から戦争のリアル、コスト、PTSD などリスクを 伝える講演活動を行う。
現在、ベテランズ・フォー・ピース・ジャパン(VFP) 共同代表。
共著に『安保法制の落とし穴』(ビジネス社)、単著に『自衛隊はみんなを愛している』(青志社)など