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連続シンポジウム「NHKと放送メディアのこれから」
第3回 TBS「報道特集」で何が起きているのか
「報道特集」は調査検証を旨とし、45年の歴史を持つTBSテレビの看板報道番組。兵庫県知事選挙、なかでも立花孝志氏の様々な問題については他局を圧倒し、シリーズ企画は14回を数える。今年3月の千葉県知事選挙では、知事選候補者でもあった立花氏について、投開票日の前日にもかかわらず放送したことで注目を集めた。しかし、現在にいたるまでSNS上でのスタッフやスポンサーに対する誹謗中傷はすさまじいものがある。そこで第3回は、6月まで5年間にわたり『報道特集』編集長であった曺琴袖さんをお招きし、日々の格闘について語っていただくとともに、私たち大学関係者・市民が何を考えていくべきかを論じる。
〈講演者〉曺琴袖氏(TBS「報道特集」前編集長)
〈パネリスト〉永田浩三氏(武蔵大学名誉教授・元NHK「ETV2001」編集長)
砂川浩慶氏(兼司会・立教大学社会学部長・メディア社会学科教授)
〈日時〉2025年7月20日14:00〜17:00(13:30開場)
〈会場〉立教大学池袋キャンパス 11号館3階A304教室(資料代500円)
〈主催〉立教大学社会学部メディア社会学科・砂川ゼミ/市民とともに歩み自立したNHK会長を求める会
(問い合わせ先)小滝一志090-8056-4161/長井暁090-4050-5019
〈共催〉日本ジャーナリスト会議(JCJ)/NHKとメディアの今を考える会/放送を語る会/市民社会フォーラム/あけび書房
〈講演者プロフィール〉
曺琴袖氏
TBS「報道特集」前編集長。1995年TBS入社。夕方のニュース番組・ニューヨーク支局・「報道特集」ディレクターを経て、2010年7月から5年間「報道特集」編集長。「年金記録が消えた」「東京五輪費用問題」「統一教会と政治」など調査報道を多数手がけた。
〈パネリストプロフィール〉
永田浩三氏
武蔵大学名誉教授。NHKでドキュメンタリー・教養番組を制作。著書に『ヒロシマを伝える』『ベン・シャーンを追いかけて』『原爆と俳句』『NHKと政治権力』など。映画『命かじり』『闇に消されてなるものか』の監督。高木仁三郎市民科学基金理事。
砂川浩慶氏
1963年沖縄・宮古島出身。1986年早稲田大学卒業とともに日本民間放送連盟(民放連)に入り、放送行政、著作権、機関紙記者、地上デジタル放送など担当。2006年メディア社会学科開設とともに、立教大学に移り、社会学部助教授、16年教授、23年から社会学部長。著書に『安部官邸とテレビ』(集英社新書)など。