IWJ兵庫ライブ配信録画
■□■市民社会フォーラム第67例会■□■
講演と対談 蓮池透×池田香代子
3.11以後の日本の進路―脱原発の時代に向けて―
日 時 2011年10月16日(日)14:00~16:30(13:30開場) 会 場 神戸市・葺合文化センター・ホール 主 催 市民社会フォーラム
共 催 兵庫県弁護士9条の会
協 賛 かもがわ出版
3.11福島第一原発事故はいまだ終息のめどはたたず、故郷を捨てざるをえない人々や、
放射能汚染がある中でも故郷を捨てずに住み続ける人々が
いわば「国内難民」として生きていかなければならない事態となっています。
原発敷地内では事故終息のために、
たくさんの作業員が許容被曝量を超えて過酷な労働を強いられ、健康被害が危惧されています。
「ひとしく恐怖と欠乏から免かれ、平和のうちに生存する権利を有すること」
(平和的生存権)が侵されているのです。
東日本大震災以前には喧伝されてきた原発の「安全神話」はもろくも崩れ去り、
安心・安全な社会に向けて、震災支援や脱原発のネットワークが多生的に拡がっています。
今回は、元東京電力社員であり、北朝鮮の拉致問題の被害家族でもある蓮池透さんと、
母子疎開支援ネットワーク「hahako」を立ち上げるとともに、
脱原発の発信を続けている池田香代子さんをお招きして、
原発問題を中心に、3.11以後の日本の進むべき道について、みなさんと考えていきます。
【タイムテーブル案】
蓮池透さん講演 「拉致問題と原発問題 この国の危機管理は?」(仮) 40分
池田香代子さん講演 「疎開支援と脱原発 放射能時代を生きる」(仮) 40分
(休憩10分)
対談と質疑 60分
【蓮池透(はすいけ・とおる)さん】
1955年生まれ。新潟県立柏崎高等学校、東京理科大学工学部電気工学科卒業後、77年東京電力入社。
2002年、日本原燃出向。同社燃料製造部副部長。核廃棄物再処理(MOX燃料)プロジェクトを担当。
2006年、東京電力原子燃料サイクル部部長(サイクル技術担当)。2009年夏に退社。
北朝鮮による拉致被害者家族連絡会(家族会)元副代表。
1978年に北朝鮮に拉致された蓮池薫さんの実兄。
著書に『奪還 – 引き裂かれた二十四年』(新潮社)、『奪還第二章 ―終わらざる闘い―』(新潮社)
『拉致―左右の垣根を超えた闘いへ』(かもがわ出版)、『拉致対論』(太田出版、共著)、
『拉致2 左右の垣根を超える対話集 』(かもがわ出版、池田香代子さんらとの共著)
【池田香代子(いけだ・かよこ)さん】 1948年、東京生まれ。翻訳家。世界平和アピール七人委員会メンバー。 96年、「第1回日独翻訳賞」を受賞。 9.11事件とアフガン報復攻撃を受け、平和活動に携わるようになる。 イラク戦争の検証を求めるネットワーク呼びかけ人。 3.11以後は、母子疎開支援ネットワーク「hahako」 (http://hinanshien.blog.shinobi.jp/)を立ち上げ、 福島原発事故からの避難者の長期受け入れを行っている。 翻訳は『ソフィーの世界』(日本放送出版協会)、『夜と霧』(みすす書房)、 著作は『世界がもし100人の村だったら』(マガジンハウス社)、 『イラク戦争を検証するための20の論点』(合同出版、共著)、 『脱・同盟時代 総理官邸でイラクの自衛隊を統括した男の自省と対話』(かもがわ出版、共著) など多数。