非核の政府を求める兵庫の会市民学習会
上映とトーク 核兵器のない世界へ
参加費1000円
主 催 非核の政府を求める兵庫の会(問合先 電話078-393-1833 shin-ok@doc-net.or.jp)
協 賛 神戸YWCAピースブリッジ/市民社会フォーラム
2017年に国連で採択された核兵器禁止条約は50カ国の批准で発行されます。現在33カ国が批准しあと17カ国が批准すれば発効されます。唯一の戦争被爆国である日本こそ先頭に立って核兵器禁止条約に参加すべきですが、残念ながら核兵器保有諸国とともに条約参加に否定的です。
核兵器廃絶を求める国際的な市民社会と連帯し、日本で何ができるか?
世界の反核のキーパーソンを取材した最新ドキュメンタリー『核兵器の終わりの始まり』を上映し、「核兵器Yes or No !? 議員ウォッチ2019」を立ち上げた安藤真子さんにお話いただきます。
【安藤真子(あんどう・まこ)さんプロフィール】
1995年広島生まれ。神戸大学大学院修士課程2年生。高校時代より、核兵器廃絶の署名や被爆証言を集める活動に関わる。ユネスコ青少年平和大使や「第20回核戦争防止国際医師会議(IPPNW)ユースサミッ ト」議長なども務める。2018年1月と同年9月に出航したピースボートに「おりづるユース特使」として参加。核兵器廃絶国際キャンペーン(ICAN)国際運営委員の川崎哲氏とともに「核兵器Yes or No !? 議員ウォッチ2019」を立ち上げる。
『核兵器の終わりの始まり』(アルバロ・オロス監督 2019年 56分)
【概要】
2017年7月7日、122か国が、核兵器禁止条約に賛成票を投じました。核兵器を持っていないにもかかわらずその脅威に晒されている、世界多数の諸国による意思表示でした。
核保有国とその傘下の国々は、オランダ一国を除いて採択の国連会議に参加さえせず、そのこと自体、核大国のメディアはほとんど報じていません。が、核兵器禁止へのあゆみは始まり、いま新しい何かが生まれつつあります。
このドキュメンタリーでは、国際組織やNGOのリーダーたち、各国の反核活動家、学者、そして国連の会議で議長を務めた外交官ら14名へのインタビューを通じて、核兵器禁止を国際法として確立させるため、ICAN(核兵器廃絶国際キャンペーン、2017年ノーベル平和賞受賞)がどのように活動してきたかが、生き生きと描かれます。
56分間の映像は、核兵器の歴史と、その登場以来、核兵器に反対し続けてきた人々の努力をたどります。2010年以降の、いわゆる人道的イニシアチブが、かつては夢とされた核兵器禁止条約を実現しました。従来の安全保障論議の枠を超えた新しいアプローチが、世界多数の諸国を動かしたのです。この歴史的な条約を発効させ、核兵器に悪の汚名を着せて地上から消し去るため、私たち一人一人にできることは何か。
【インタビュー】
レイ・アチソン(カナダ) 婦人国際平和自由連盟/ペドロ・アロホ(スペイン) スペイン国会議員 /ベアトリス・フィン(スウェーデン) ICAN 事務局長/アイラ・ヘルファンド博士(USA) 核戦争防止国際医師会議/ダニエル・ホグスタ(スウェーデン) ICAN キャンペーンコーディネーター/キャスリーン・ラワンド(カナダ) 赤十字国際委員会 兵器担当課長/ラファエル・デ・ラ・ルビア(スペイン) 戦争と暴力のない世界/アリス・スレイター(USA) 核時代平和財団/スージー・スナイダー(USA) PAX オランダ/サーロー節子(日本) 広島被爆者/カルロス・ウマーニャ博士(コスタ・リカ) 核戦争防止国際医師会議/エレーヌ・ホワイト・ゴメス(コスタ・リカ) 国連核兵器禁止条約交渉会議議長/ウォード・ウイルソン(USA) 歴史家 作家/ティム・ライト(オーストラリア) ICAN条約コーディネーター