【終了】第4回 3.11映画祭 自主上映会@元町映画館(2017/3/2木、5日、11土@神戸)

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■□■市民社会フォーラム第195回学習会■□■

第4回 3.11映画祭 自主上映会@元町映画館

会場 元町映画館2階「黒の小部屋」


【上映スケジュール】
■3月11日(土)

 ①『南京 引き裂かれた記憶』(85分)

  10:30~

 武田倫和監督トーク(40分)        

  12:00~

 ②『南京 引き裂かれた記憶』(85分)

  13:00~

 ③『外泊』(73分)

  14:40~

 ④『ショックドクトリン』(82分)

  16:30~

 ⑤『横浜事件を生きて』(58分)『横浜事件の問い』(35分)

  18:10~

 トーク「共謀罪はいつか来た道に」(40分)
  ゲスト 八木和也弁護士
 共催 神戸映画サークル協議会、元町映画館

■3月2日(木) 終了

 『薬は誰のものか エイズ治療薬と大企業の特許権』(84分)

   タイムテーブル

   18:30~挨拶

   18:35~『薬は誰のものか エイズ治療薬と大企業の特許権』上映

   20:00~内田聖子&国内外豪華ゲストのトーク&会場からの質疑応答

   21:00 終了

  共催 RCEPに対する国際市民会議

     RCEPに対する国際市民会議・神戸実行委員会
元町映画館
■3月5日(日)

 ①『ショックドクトリン』(82分) 

  10:30~

 ②『外泊』(73分)

  12:10~

 ③『横浜事件を生きて』(58分)『横浜事件の問い』(35分)

  13:40~
共催 神戸映画サークル協議会、元町映画館

【参加費】各回上映ごと1000円

お申込みなしでどなたでもご参加できますが、人数把握のためご連絡くださればありがたいです。

メール:civilesocietyforum@gmail.comまで。



【開催趣旨】

 未曽有の大震災と原発事故となった「3.11」は、

震災復興や原発・エネルギー問題だけにとどまらず、市民社会の中に「見えないものをみる力」を醸成する歴史的契機となりました。

市民社会フォーラムは、社会学習ネットワークとして「3.11」以後も原発・エネルギー問題はじめ、様々な社会問題について多様な学習イベントを展開し、様々な個人・グループとのコラボレーションを発展させてきました。

その延長線上に、今回は「第4回 3.11映画祭」自主上映会にエントリーし、「3.11」から6年経つ今こそ観る価値のある映画5テーマを上映します。

 キーワードで言えば、「参事便乗資本主義」「社会正義」「記憶の忘却」「運動」「共謀罪」。

 「惨事便乗資本主義」 を告発する『ショック・ドクトリン』、

「社会正義」のために医薬品独占の問題を問う『薬は誰のものか エイズ治療薬と大企業の特許権』

「記憶の忘却」に抗う『南京 引き裂かれた記憶』

生活のために「運動」に立ち上がる人々を描いた『外泊』

オリンピックによる復興にかこつけて制定されようとする「共謀罪」の危険性を過去の事件から知る『横浜事件を生きて』『横浜事件の問い』

 これらの映画は、日本大震災や原発事故について描いているわけではなく、

時も場所も事柄もそおれぞれ異なる対象についてのドキュメンタリー作品ですが、

「3.11」以後に生きる私たちの課題と密接に結びつくものです。

まさに、「見えないものをみる力」で7年目の「3.11」を考えるために、ぜひご参加くだされば幸いです。

第4回3.11映画祭公式サイト

『薬は誰のものか エイズ治療薬と大企業の特許権』


ドキュメンタリー映画『fire in the blood』を日本語版製作したばかりの作品。2013年インド製作。監督のディラン・モハン・グレイ氏はこれまでも数々の社会派ドキュメンタリーを製作している。 監修:稲場雅紀 字幕:内田真木子 編集:脇元寛之 企画・制作統括:内田聖子 協力:首藤信彦/サキコ・フクダ・パー/アフリカ日本協議会/モーション・ギャラリー 制作:特定非営利活動法人 アジア太平洋資料センター(PARC)2017年

『ショック・ドクトリン』

ミルトン・フリードマンらによって提唱された新自由主義(ネオリベラリズム)。政府による市場への介入を否定し、福祉国家の解体を唱えるそのラディカルな経済思想が、いかにして世界を席巻するようになったのか。軍事独裁政権下のチリから9・11以降のイラクまで、戦争やインフレ、自然災害などの危機を利用し、市場原理主義を推進してきたその歴史を振り返る。監督マイケル・ウィンターボトム/マット・ホワイトクロス 原作ナオミ・クライン 2009年/80分/イギリス

『南京 引き裂かれた記憶』
10余年にわたり南京大虐殺の加害者・被害者500名以上に取材し、70年の歳月を経ても生々しく語られる証言を集め、その本当の姿を浮き彫りにするドキュメンタリー。2007年/85分/日本/監督武田倫和/撮影松岡環、林伯耀、武田倫和

『Weabak:外泊』(ウェバク)
2007年6月30日夜、500人の女性労働者たちが韓国ワールドカップ競技場にあるホームエバー・ハイパーマーケットのカウンターを占拠した。翌7月1日「非正規職保護法」が施行。ホームエバーを経営するイーランドグループは、レジ係の外注化や新賃金体系で、差別を固定化しようとしていた。『Weabak:外泊』(ウェバク)は、510日間続いた女性労働者たちの闘いを描く。女性たちはマーケットに毛布を敷きつめ、家を離れ、「外泊(泊まり込み)」を始めた。食料を持ち寄り調理し、互いの思いを語り合う。歌い、踊り、泣き、笑い、労働闘争はいつしか家族的役割からの解放の場を生み出す。(監督:キム・ミレ/韓国/2009/73 分/日本語字幕付/日本語字幕制作:FAV連連影展)

『横浜事件を生きて』(58分/1990年)『横浜事件の問い』(35分/1999年)
戦時下の最大の言論弾圧事件と言われる「横浜事件」は1942年から45年にかけて多数の ジャーナリスト・知識人が検挙され、事実無根の共産党再建をでっちあげられ特高から激しい拷問を受けたもの。死亡者も出た。慰安旅行の1枚の写真(上)が、共産党再建準備会の証拠とされた。拷問による自白をもとに有罪とされたが、戦後関係者が立ち上がった。平成の治安維持法「共謀罪」を考える恰好の素材でもある。制作ビデオプレス。