【動画】相澤冬樹・大阪日日新聞記者講演会「元NHKスクープ記者が語る 森友事件の本質と残された謎」(2018/11/10@神戸)

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181110神戸講演レジュメ (pdf.io)

 

市民社会フォーラム第228回学習会
元NHKスクープ記者が語る
森友事件の本質と残された謎

講 師 相澤冬樹さん(大阪日日新聞論説委員)

日 時 2018年11月10日(土)14:00~16:30(開場13:30)
会 場 JEC日本研修センター神戸元町4階大会議室
協 賛 NHK問題を考える会(兵庫)

NHK大阪放送局時代に森友学園への国有地売却問題を一貫して取材し、大阪日日新聞に移籍された相澤冬樹記者に、森友事件の本質と残されたままの謎についてお話いただきます。

相澤冬樹(あいざわ・ふゆき)さん
1962年生まれ。宮崎県出身。87年にNHK入りし、山口放送局を皮切りに神戸、東京社会部、大阪府警キャップ・ニュースデスクなどを歴任。大阪局考査部副部長を最後にNHKを退職。9月1日から新日本海新聞社論説委員。

大阪日日新聞9月28日付インタビュー「相沢記者が語る『森友事件の本質』と『移籍の思い』」より
https://www.nnn.co.jp/news/180928/20180928049.html
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-森友事件をどう捉えるか。

 二つの謎が残されたままです。一つは、なぜ、疑問のある小学校が認可されようとしていたのか。
もう一つは、なぜ、国有地がごみの撤去費の名目で鑑定額から8億円以上も値引きされて売却されたのか。
そもそもごみは撤去の必要があったのか。問題の土地は、森友学園の前に大阪音楽大が売買交渉をしていました。
ここでは、ごみは問題にならず、大阪音楽大が数億円の買い取り価格を提示しても、折り合いませんでした。
数億円で折り合わないものを、なぜ1億3400万円で売ったのか。
おかしなことだらけです。

-問題の本質は何か。

 誰が見てもおかしな土地取引なのに、財務省の担当者も、財務相も、首相も「問題ない」と言い切る。
関係書類の提出を求めても「廃棄したからない」と言い切る。
ところが後から出てくる。
しかも改ざんされていたと分かる。
誰が見てもきちんとした説明はされていないのに、「十分説明した。もう終わった」と、子どもでも分かるような嘘(うそ)を政治の力で押し通した。
嘘を突き通せば嘘がまかり通ることを世の中に知らしめてしまった。
多くの人が無力感、さらには政治への絶望を感じているのではないでしょうか。
 森友事件は私がNHKを辞めて記者を続けようと思った大きな理由の一つです。
この1年半、「自分はこの事件を取材するために記者になったのだ」と宿命的なものを感じながら取材してきました。
先ほど挙げた二つの謎を解明するまで取材を続けるつもりです。
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