川崎哲さん講演「2015年を核兵器廃絶の年に」(2015/2/14@神戸)

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■□■市民社会フォーラム協賛企画■□■
非核の政府を求める兵庫の会 第29回総会記念講演会
2015年を核兵器廃絶の年に

日 時 2015年2月14日(土)14:00~16:00
会 場 兵庫県保険医協会5階会議室
講 師 核兵器廃絶国際キャンペーン(ICAN)国際運営委員
川崎 哲さん

協賛 神戸YWCA平和活動部/市民社会フォーラム
 2015年は広島・長崎への原爆投下、敗戦から70年という節目であるとともに、核兵器廃絶の交渉が行われるNPT(核不拡散条約)再検討会議がニューヨークの国連本部で開催される年でもあります。
そして、2015年までに核兵器禁止条約の多国間交渉を開始しようという世界の人々と政府の声を高めるためのキャンペーンが展開されています。
このキャンペーンを呼びかけているICANの川崎哲さんをお招きし、核兵器廃絶に向けた展望を語っていただきました。
川崎哲(かわさき・あきら)さん
ピースボート共同代表。核兵器廃絶国際キャンペーン(ICAN)国際運営委員。「アボリション2000」調整委員。
2008年から広島・長崎の被爆者と世界を回る「ヒバクシャ地球一周 証言の航海」プロジェクトを実施。
2009~10年、日豪両政府主導の「核不拡散・核軍縮に関する国際委員会」でNGOアドバイザーをつとめた。
2014年5月、「集団的自衛権問題研究会」をたちあげ、同代表。
著書『核拡散』(岩波新書)で日本平和学会第1回平和研究奨励賞を受賞。
雑誌『世界』(岩波書店)をはじめ国内外のメディアに寄稿多数。
 

市民社会フォーラムが協賛した、非核の政府を求める兵庫の会第29回総会記念講演では、ピースボート共同代表で、核兵器廃絶国際キャンペーン(ICAN)国際運営委員の川崎哲(かわさき・あきら)氏が、「2015年を核兵器廃絶の年に」と題して、記念講演しました。神戸YWCA平和活動部、市民社会フォーラムが協賛。ICANは、「2015年までに、核兵器禁止条約の多国間交渉を開始しようという、世界の人々と政府の声を高めるためのキャンペーン」で、川崎さんは「被爆70年の今年こそ、核兵器廃絶への転機の年にしよう」と、熱く呼びかけました。  その中で、①核兵器の〝非人道性〟を、世界の圧倒的な世論にすることが、核兵器禁止条約実現のバネとなる、②唯一の被爆国である日本の政府が本来、その先頭に立つべきである、③核抑止力に依存する日本政府の姿勢を変えるためにも、日本の市民運動の果たす役割が、決定的に重要となっている――ことなどが、強調されました。  講演後の質疑応答でも、NPT再検討会議の位置づけ、市民運動として、どう世論形成していくのか、など積極的な意見交流が行われました。