橋迫瑞穂さんの『妊娠・出産をめぐるスピリチュアリティ』(集英社新書)で、
あとがきに本学習会について以下の通りふれられています。
<本書は、二〇一九年二月の神戸での「市民社会フォーラム」学習会において、「スピリチュアリティと生活ージェンダーの視点から」と題して発表する機会をあたえていただいたことも影響している。
さまざまな世代、社会背景、ジェンダーの来場者の方々からのリアクションは議論を展開する上で刺激を受けるだけでなく、研究の意義について改めて手ごたえを感じた機会であった。
この場を借りて、改めて感謝を申し上げたいと思います。>
本書に関するインタビューもあります。
「妊娠・出産をめぐるスピリチュアリティ」橋迫瑞穂さんインタビュー
本人にしかわからない切実さに目を向けて(好書好日)
フェミニズムから切り離された「スピリチュアル」 橋迫瑞穂氏インタビュー(WEZZY)
市民社会フォーラム第235回学習会
スピリチュアリティと生活 ジェンダーの視点から
講師 橋迫 瑞穂さん(立教大学社会学部兼任講師)
日時 2019年2月2日(土)14:00~16:00
会 場 元町映画館2Fイベントルーム
パワースポット、占い、ヨガ、アロマセラピー、自己啓発本…目をこらすと「スピリチュアル」な商品や情報は意外なほど身近にあります。「スピリチュアル」はわたしたち、特に女性を癒したり励ましたりしますが、時に健康を害するきっかけとなったり、金銭トラブルの基になったりもします。「毒にも薬にもなる」、それが「スピリチュアル」なのではないでしょうか。
他方で、新しくて珍奇に見える「スピリチュアル」ですが、伝統宗教や戦後日本の価値観とも密接に関係しています。一皮めくると、意外なほど複雑な要素が絡まり合っています。
今回は、女性の健康、特に妊娠や出産を巡る「スピリチュアル」な商品や情報を取り上げてその内容を紹介するとともに、「スピリチュアル」が広まった社会的背景や、そうしたものとの付き合い方について考えていきます。
■橋迫 瑞穂(はしさこ・みずほ)さん
立教大学社会学部博士課程後期課程 修了(社会学博士)
立教大学社会学部他、兼任講師
専門はジェンダーとスピリチュアリティ
来年には、占い雑誌『マイバースデイ』を分析、検討した単著が刊行される予定。
趣味は読書、海外ドラマ、ゲームセンター通い。