市民社会フォーラム第213回学習会
3.11後も福島で住み体験し学んだこと
~差別・偏見・不条理をのりこえて
日時 2018年2月18日(日)14:00~16:30(開場13:30)
会場 こうべまちづくり会館 3階多目的室
講師 番場さち子さん(福島県南相馬市・社団法人ベテランママの会代表)
東京電力福島原発事故から7年となろうとする今、あらためて、3・11後に日本社会が直面した課題を検証し未来に活かすことが大切になっています。その一つでありながら、あまり正面から論議されないことに、放射線汚染にまつわる福島への差別・偏見・不条理の問題があります。
震災・津波の大災害に加え、未曽有の放射能汚染の恐怖を経た上に、福島で住み生きることで差別・偏見・心無い誹謗中傷を受け続けてきた現地の人々と、放射線の知識などを共に学ぶ中で、いかにそれらをのりこえてきたか。
ベテランママの会代表の番場さち子さんに、福島で共に学ばれてきたことを伺い、福島の外にいる私たちが考えていくべきことを交流します。
■番場さち子(ばんば・さちこ)さん
1961年福島県原町市(現 南相馬市)に生まれる。東京の大学に学び、書道教室を皮切りに、30年間、教育に関わる。現在、B★fun(福島県南相馬市)塾長・教育アドバイザー。発達障害支援員。上級食育指導士。書道教授。
相談に来る母親の多くが心情を吐露して泣いていくことから「面談の番場」「泣かせの番場」の異名を持つ。「ベテランママの会」を大震災翌月に設立した後は、南相馬に残った子どもや親御さんの放射能に対する不安の声に応えるべく、坪倉正治医師(医師。東京大学医科学研究所、南相馬市立総合病院/相馬中央病院勤務)の協力の元、「教えて坪倉先生!放射能のほんとのこと」という放射能に関する草の根勉強会を始める。