市民社会フォーラム第234回学習会
ニセ科学を見抜く眼力
市民にとって大事な科学リテラシー
講師:小波秀雄さん(京都女子大学名誉教授)
日時:2019年1月26日(土)16:30~19:00
会場:元町映画館2Fイベントルーム
「ニセ科学」=「見かけは科学のようでも、実は科学ではないもの」がちまたに氾濫しています。
それらは人々のわらをもすがる思いにつけ込み、健康被害や悪徳商法にもつながりかねない情報が流されています。
それらの多くは善意から推奨されているために、かえってあだになってしまうことも起きがちです。
たとえば、「EM菌」を使って環境を守ろうという動きがありますが、よかれと思って放流した生き物が地域で進化した生き物を駆逐してしまう遺伝子汚染も近年問題にされています。
今回はEM菌問題を事例にしつつ、市民運動にも影響を与えるニセ科学の一般的な問題について、小波秀雄さんにお話いただきます。
■小波秀雄(こなみ・ひでお)さん
京都女子大学名誉教授。理学博士。
東北大学助教授、宮城工業高等専門学校教授、京都女子大学現代社会学部教授を歴任。
専門は物理化学、統計学、コンピュータ・サイエンス。
趣味は楽器演奏(チェロ、ピアノなど)。
マイナスイオン、EM 菌、放射線をめぐる誤った知識などについての活発な発言を行っている。